家計簿を手書きでつけてみよう!初心者でも続けられるおすすめの書き方

「家計簿を買っても三日坊主で続かない」
「手書きで家計簿はどうやって書くの?」

家計簿をつけたいけれど様々なハードルがあり続けられないと悩まれている方は多いのではないでしょうか。

家計簿をつけるなら、手書きがおすすめです。手書きで家計簿をつけると、自分の好きなようにカスタマイズできるため無駄がなくお金の管理がしやすくなるからです。また、ちょっとしたコツを実践すると家計簿を続けるモチベーション維持にも役立ちます。

手書きの家計簿の選び方

家計簿をつけるには、まずノート選びが重要です。家計簿には2種類のノートがあります。

  • 家計簿専用ノート
  • 市販のノート

家計簿専用ノートは記入する箇所が決まっておりスムーズにスタートできます。しかし、思い通りに書けなかったり、記入したい項目がないことも。また、家計簿専用ノートは種類も多くどれが自分に合っているのか悩むこともあります。家計簿専用ノートを選ぶときは、次の5つのポイントを押さえると自分にあった家計簿を選びやすくなります。

  • 項目で選ぶ
  • 記入するペース(1日ごと、1週間ごと)で選ぶ
  • 余白の有無で選ぶ
  • デザインで選ぶ

自分に合ったノート選びが大事ですが、おすすめは市販のノートに自分で1からノートに書くオリジナル家計簿です。自分で作る手書き家計簿は自由にアレンジできるので、必要な内容だけを書くことができ、書き方は無限大です。思い通りにアレンジできる自分だけの家計簿は、書くことが楽しくなるでしょう。

家計簿を手書きでつけるメリット

家計簿を手書きでつけるメリットは大きく3つあります。

  • 家計管理の意識がより強くなる
  • 愛着が湧きやすい
  • 使いやすさが抜群

家計簿を手書きでつける最大のメリットは、家計管理への意識がより強くなることです。定期的に自分で数字を書き込む作業は、家計管理をより自分ごとに感じられるからです。支出の内容を思い出しながら手で書き込むことで、振り返りがしやすく改善点に気づきやすくなります。
また、自分の手で家計簿を作ると家計簿アプリなどと比べると愛着も湧きやすくなります。自分に必要なことだけを書き込めるオリジナルの家計簿は、使いやすさも抜群なため、メリットと言えるでしょう。

家計簿を手書きでつけるデメリット

家計簿を書くのに時間がかかってしまうことが家計簿を手書きでつけるデメリットだと言えます。しかし、時間をかけて手書きすることは、自分と向き合い、頭の中を整理したり気持ちの整理をしたりする時間になります。また手書きの場合は、記入ミスや計算ミスに気づきにくいということも考えられます。全てのミスをなくすことはできませんが、家計簿時間を自分のスケジュールに組み込んで、ゆっくり落ち着いて記入するとミスは減らせるでしょう。

家計簿を手書きでつけてみよう!

手書きの家計簿は書き方に制限がないので、自分の必要だと思うものだけをできるだけシンプルに記入していきましょう。
ここからは実際に手書きで家計簿を作っていく方法を紹介していきます。

1ページ目:目標を書く

まずは、1ページ目に家計簿をつける目標を書き出してみましょう。

家計簿をつけるにあたって、目標設定は必須だと言えます。なぜなら、目標もなく何かを継続することは難しいからです。

家計簿をつけて何を成し遂げたいと思っているでしょうか?

「海外旅行のために20万円貯める」
「車を買うために積み立て20万円」

など、できるだけ具体的な目標にすることがポイントです。

家計簿でお金の流れを把握して、目標を達成するために毎月何をするのか具体的な行動も決めやすくなります。すぐに確認できる1ページ目に目標を書いて、家計簿のモチベーションを保ちましょう。

2ページ目以降:毎月の家計簿を作る

2ページ以降は、毎月の家計簿を書き込んでいきます。

家計簿の目的は、お金の動きを見える化することです。1日、1週間、1ヶ月単位でいくら使ったのか、お金を使わなかった日(ノーマネーデイ)は何日間あったのかを記録し、お金の使い方に無駄がないか確認します。

毎月の家計簿では「入ってきたお金」と「出ていったお金」を記入します。

例えば「出ていったお金」は、家賃など毎月一定の金額がかかる「固定費」と食費や交際費のような月によって金額が変動する「変動費」に分けておくと管理がしやすくなります。


日毎に記入する場合、レシートの詳細を細かく書けます。手間はかかりますが、いつどこで何をいくらで購入したのか客観的に見られるため無駄遣いに気付きやすく、改善点が明確になります。お金の使い方をしっかり管理したい人にはおすすめです。


細かく管理はしなくて良いという場合は、どんなことにお金を使ったかだけ大まかに分けて記入するスタイルがおすすめです。ポイントは、項目を自分の生活スタイルに合わせて決めることです。「食費」「日用品」「交通費」「衣類費」「その他」など、大きく分けて書く際に迷わないようにすることが大事です。


1ヶ月のお金の流れを管理したい場合は、カレンダーを作成して記入するのもおすすめです。ノーマネーデイにはマーカーでデコレーションしたりお気に入りのシールやスタンプ使ったり、特別な感じを演出できると家計簿を書くのがより楽しくなります。

余ったページも賢く使おう!

手書きの家計簿は余ったページも自由に使えるのが強みです。

例えば、1月から12月までの毎月の月別予算を立てておくと、1年間の収支を把握しやすく目標達成に近づきやすくなります。

特別費の一覧表を作成することもおすすめです。特別費とは、税金関係や冠婚葬祭など不定期で発生する特別な出費のことです。特別費は不定期で読めない一方で、ある程度の準備をしておかなければ急な出費となり、貯金を切り崩さなければならないことも考えられます。余ったページで特別費の管理をしておけば、突然の出費により家計が圧迫されるのを防げます。

その他にも余ったページは下記のようなことに使用できます。

【余ったページのおすすめの使い方】

  • ライフプラン計画
  • 年間の月別予算
  • 年間の特別費一覧表
  • ほしいものリスト
  • 節約レシピ
  • 株や仮想通貨などの資産運用
  • クレジットカードの明細やレシートを添付する

家計簿を手書きする際のペンの選び方

家計簿を手書きする上で重要なアイテムがペンです。ペンはボールペン、サインペン、ラインマーカーの3種類を揃えておくとより見やすくおしゃれな家計簿を作れます。それぞれのペンの使い方のポイントとおすすめのペンをそれぞれ紹介しています。

ボールペン

ボールペンはマストアイテムです。ベースカラーのブラックで統一して書くのも良いですが、おすすめはボールペンで色分けをすることです。例えば、目標を達成したときは青、目標を達成できなかったときは赤のようにボールペンの色を分けると後から家計簿を見返す際にわかりやすくなります。

おすすめは、極細ボールペンではっきりとした配色が魅力の『サラサナノ』です。極細タイプは狭いスペースにも書けるので家計簿にピッタリ。特に、サラサナノは極細ペン特有の書いたときのガリガリ感がなく、くっきりきれいに書けるのが特徴です。カラー展開は32色あり、お気に入りの色を必ず見つけられるでしょう。

サインペン

サインペンは家計簿に立体感やメリハリを与えてくれます。家計簿では、目立たせたい文字を書いたり、文字を囲ったり、線を引いたりするときに使うと効果的です。

サインペンのおすすめは『紙用マッキー極細』です。サインペンを使っていて気になるのが裏うつり。紙用マッキー極細は、文字を書いても裏うつりにしないのが特徴です。手を汚さずにカートリッジを交換できるのも嬉しいポイント。15色展開で、発色がきれいなことも家計簿におすすめできるポイントです。

ラインマーカー

ラインマーカーは、家計簿をよりわかりやすくするために使えるペンです。例えば「入ってきたお金」と「出ていったお金」をそれぞれ色分けでラインを引いておくと、一目で支出の多さに気づけます。また家計簿をオシャレに彩るのもラインマーカーがおすすめです。

おすすめは『マイルドライナー』です。おだやかな優しい色合いが抜群で人気のラインマーカーです。紙の裏うつりもしにくく、家計簿には相性抜群です。カラフルに彩ることもおすすめですが、グレーやベージュで統一させて大人かわいく仕上げるのもオシャレに見えます。

家計簿はいつ書くの?

家計簿は基本的に毎日つけるのが良いとされています。しかし、忙しい場合には、3日に1回や週に1回など、まとめて記入しても問題ありません。自分の負担にならないタイミングで書いてみましょう。

1カ月の終わりには、今月はどうだったのかを振り返りの時間を取りましょう。今月が「入ってきたお金」に対して「出ていったお金」はいくらだったのか無駄使いはしていないかをチェックします。年間目標までの進捗状況を確認し、翌月の予算を見直します。
振り返りを行うタイミングで翌月の家計簿を作成すると良いでしょう。1カ月に一度月末や給料日前に、家計簿タイムを作ることをおすすめします。

家計簿が長続きする3つのコツ

家計簿が長続きするコツは次の3つです。

  • シンプルで書き方に迷わない家計簿を作る
  • 家計簿をつける目的を持つ
  • 完璧は目指さなくてもいい

シンプルで書き方に迷わない家計簿を作る

長続きしない1番の理由は、家計簿をつけるのが面倒臭くなることです。スタート時に書く項目を細かくし過ぎて、だんだん苦痛に感じてしまうということはよくあります。

家計簿に書く項目はわかりやすく、自分が迷わずに書けることがポイントです。最初から複雑にせず、シンプルに書ける項目を設定しておきましょう。例えば「迷ったら雑費にする」など大まかにルールを決めておくと楽に続けられます。

家計簿をつける目的を持つ

家計簿は、ただなんとなくつけているだけでは続けることができません。モチベーションを高く保つためには、家計簿をつける目的を持つことです。「無駄を見つけて節約したい」「貯金額を増やしたい」なんでも良いので目的を設定してみましょう。

完璧は目指さなくていい

「家計簿を完璧に書きたい」「絶対かわいくデコりたい」など自分の中で完璧を求めないようにしましょう。完璧なノート作りにこだわり過ぎてしまうと、労力がかかりすぎてしまいます。自分の理想通りの家計簿が仕上らなかったとき、幻滅してしまいやる気が起きなくなってしまうことも。
家計簿は少し間違えても、思い通りに書けないときがあっても問題ありません。間違いや修正は悪いことではないのです。どうしても気になってしまうときは、家計簿をつける目的を思い出しましょう。家計簿の目的は完璧なノートを仕上げることではなく、目標達成が目的であり、楽しんで書くことが大切です。

手書きの家計簿でモチベーションを上げる方法

手書きの家計簿でモチベーションを上げる方法は、家計簿のノートや家計簿を書くペン、電卓、定規、マスキングテープ、シールなどの文房具をお気に入りのアイテムで揃えることです。
自分のこだわりをたくさん詰め込んだ家計簿と、楽しませてくれる文房具に囲まれることはテンションが上がり、家計簿を書くことが楽しみになります。例えばノートを選ぶときは、開きやすく書きやすいもの。かわいくて持っているだけでもテンションが上がるようなデザインもおすすめです。

手作りの家計簿は全て自分でアレンジできるので、自分好みにマスキングテープやスタンプ、シールを活用してオリジナルの1冊を作ってくださいね。手書きでかわいく仕上がった家計簿は、自分にとって特別な1冊になりモチベーションを上げてくれます。

使うペンでも節約効果に差が出る?!手軽さと達成感で長続きする家計簿術

手帳を書くときに、かわいくて使いやすいペンはテンションが上がり必須アイテムです。
一つの楽しみ方として、家計簿専用のボールペンを準備しましょう。ボールペンは書くほどにインクが減り、インクが減ってきたとき、自分が頑張って家計簿を書いてきたという達成感を得られます。そんな相棒にぴったりなペンを紹介します。

メインで使用するボールペンは『サラサクリップ』がおすすめです。サラサクリップは、極細の0.3mm〜1.0mmから選べ、サラサラと書き心地の良いジェルインクを使用しています。カラーバリエーションも豊富で自分のお気に入りを見つけられます。

メインのボールペンに装飾用として合わせて使いたいのが『クリッカート』です。便利なノック式のクリッカートは、48色のカラーバリエーションにきれいな発色が特徴です。
サラサクリップとクリッカートを違う系統のカラーで合わせてカラフルにまとめることや、同色系でまとめて大人かわいく仕上げるのもオシャレに見えます。

(まとめ)自分にぴったりの家計簿を手書きで作ってみよう!

初心者でも続けられる家計簿の書き方について紹介しました。市販で販売されている家計簿も優秀ですが、自分で作る手書き家計簿もおすすめです。
自分で書き方を変えられる家計簿はルールがなく、無限大です。お気に入りのペンなどの文房具でテンションを上げつつ、自分だけのオリジナル家計簿でモチベーションをキープします。
家計簿を書くことは、自分と向き合う大切な時間です。ぜひ自分にぴったりの家計簿を手書きで作ってみてくださいね。

しまうまノートとは

ゼブラが知ってる書く楽しさをもっとみんなに伝えるために。 いろいろ記す、自由なノート。

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こだわり、うんちく、文具愛。
真面目に気ままに記していきます。

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そんなときに思い出して少しのぞいてみてください。

あなたの書くこと描くものを
より豊かにするような、ヒントになれたらうれしいです。

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