若手座談会

座談会に参加したのは、2020年度から2022年度
までに入社した
若手社員4名。彼らが感じる
「ゼブラらしさ」や、この仕事の醍醐味を、

本音で語り合います。

登壇者

  • 2021年入社
    情報理工学研究科
    基盤理工学専攻 卒
    F.K

  • 2020年入社
    工学部 機械工学科 卒
    F.H

  • 2022年入社
    商学部 経営学科 卒
    A.N

  • 2020年入社
    国際日本学部
    国際日本学科 卒
    J.T

01ゼブラを選んだ理由

ものづくりへの想いと、
人柄に惹かれて。

F.H:大学で機械工学を専攻していた経験を生かし、ものづくりに携わりたいと思ったことが最初のきっかけでした。なかでも文房具に注目したのは、それが誰にとっても身近なものだからです。受験勉強をしたり、イラストを描いたり、手紙を書いたり。そんな記憶と結びついた「思い出の文房具」がある人も少なくないと思います。私の場合は、幼い頃から書道を習っていて、いつもすぐそばにゼブラのペン先がありました。そういった思い入れもあり、今度は自分が文房具を届ける側として誰かの人生を彩っていきたいと考えたことが、ゼブラを志望した一番の理由です。今ならこうやって整理して話せるのですが、実際の面接では緊張でガチガチでした。けれど、そんな私に採用担当の方は「大丈夫だよ」といった感じで、笑顔で接してくれて。その人柄のあたたかさにふれたことも、この会社で働きたいと思った大きな理由のひとつです。

F.K:私にとっても、ゼブラの文房具はすごく身近な存在でした。大学院で蛍光色素に関する研究をしていたのですが、色素の発光具合を観察するには暗闇のなかで作業しなければなりません。そんなとき、ちょっとしたメモをとったり、色素に光を当てたりするために使っていたのが、ゼブラのライト付きボールペン『ライトライトα』だったんです。だから自分が研究してきた蛍光色素の知識を社会にどう生かそうかと考えたときに、ゼブラで働くという選択肢は、私にとってすごく自然なものでした。「文房具をつくるなら、ここしかない!」と思っていたので、文房具メーカーのなかでエントリーしたのはゼブラだけです。

J.T:私は大学では英語を学んでいたのですが、幼い頃からものづくりに対する関心を抱いていました。その関心が決定的なものになったのは、アメリカへの留学を経験してからです。海外での生活を通じて、日本のものづくりの素晴らしさに気付くと同時に、あらゆるものづくりの原点には筆記具があることに気付きました。私もそうなのですが、やっぱりパソコンの画面をにらんでいるときより、紙のノートにペンを走らせているときの方が、自由な発想でアイデアが生まれると思うんです。そこでゼブラの就職説明会に参加してみると、担当の方が「事業拡大のためにグローバル人材を求めています」と仰っていて。その言葉を聞いたとき「これだ!」と直感しました。自分の強みである英語力を生かしながら、日本のものづくりにも携われる。まさに私にぴったりの会社だと感じたんです。

A.N:私の場合、ほかのみなさんと違って、コロナ禍のなかで就職活動を進めていきました。どの企業も、説明会やインターンシップはほとんどがオンライン。戸惑いもありましたが、福岡の大学に通っていた私にとって、都内の企業を志望しやすくなったことはチャンスでもありました。学部3年生のときに、ゼブラのインターンシップに参加できたのも、それがオンラインで開催されたからです。画面越しではありますが、ゼブラで働く先輩方のやわらかな雰囲気を感じることができて、グッと志望度が高まったことを覚えています。内定をいただいたあと、人事の方が親身になって進路相談に乗ってくれたことも印象的でした。最終的に私がゼブラを選んだのは、この会社のあたたかさに惹かれたからだと感じています。

02手がけている仕事と、その醍醐味

想像力を武器に、
新たな価値を。

F.H:私は国内営業本部東京支店に所属しています。具体的には、都内の文具店や書店、大学生協などを訪問し、新製品のご案内をしたり、売り場づくりをお手伝いをしたりすることが私の仕事です。販売店を通じて、社内では誰よりも先にお客様のリアクションに触れられるところに、とてもやりがいを感じています。「導入した新製品が大好評で、売り場が一週間で空っぽになったよ」という声を聞けたときは、本当に嬉しかったですね。

F.K:入社してから一貫して、商品開発部で企画・開発に携わってきました。市場分析からコンセプトワーク、製造部門や研究部門の担当者との擦り合わせまで、アイデアを一つの商品に落とし込むまでのあらゆるプロセスを担っています。部署内には商品ジャンルごとにいくつかのチームにわかれていて、現在私が所属しているのは「多色・多機能ペン」の開発チームです。既にさまざまな商品が生み出されているジャンルなので、そのなかで新たに何ができるのかと、悩み込んでしまうことも少なくありません。けれど、例えばチームのみんなと「文房具に限らず、生活のなかで不便に感じていること」をひたすら書き連ねながらブレストをし、常にユーザー目線を常に大切にしながら、日々新たな企画の立案に挑んでいます。

A.N:私はもともと販売促進課で販促を担当していたのですが、つい先日からF.Kさんと同じ商品開発部に異動しました。所属しているのは「マッキー」の開発チームです。ゼブラを象徴するような商品に携われる喜びもある反面、プレシャーを感じないと言えば嘘になります。「マッキー」というブランドを大切にしながら、新たな価値を生み出していかなければなりません。そこで今は、闇雲に新たなアイデアを出すのではなく「マッキーはユーザーにどのような価値を提供してきたのか」といった点を整理しながら、より高い解像度でブランドイメージを理解しようと努めています。

J.T:私はHRM本部に所属しています。いわゆる人事のポジションですね。担当する業務は主に二つあって、まずは契約社員や中途社員のキャリア採用です。各部署から上がってくる「こんな人材がほしい」という要望にマッチする人材を見つけるのは、決して簡単ではありませんが、だからこそやりがいもあります。もう一つ担当しているのは、海外業務です。ゼブラはメキシコ、インドネシア、中国、香港、アメリカ、カナダ、イギリス、ハンガリーと、世界各地に拠点を展開していて、そのうちの幾つかに日本人駐在員が勤務しています。彼らが安心して仕事に取り組めるようサポートするのが私の役割です。社会情勢や社員の意見を反映しながら福利厚生制度をブラッシュアップし、働きやすい環境づくりを進めています。

03ゼブラの社風

「あたたかさ」と
「あたらしさ」。

F.H:ゼブラは、とにかくチームワークを大切にする会社ですよね。たとえば営業本部には、担当するエリアに関係なく互いにフォローしあう文化が根付いていて、私もそれで何度も助けられました。今でも忘れられない出来事があります。入社して間もない頃、ある企業のノベルティを担当したのですが、さまざまなトラブルが重なり、どうしても納期に遅れそうになってしまったことがあって。けれど先輩がクライアントや製造工場と交渉し、なんとか希望の期日に納品できるよう、折り合いをつけてくれたんです。あのときは本当に救われました。今も感謝の気持ちで一杯です。

A.N:あたたかみのある人柄の方が多いですよね。食堂で一緒になった他部署の上司の方が「福岡出身なんだって? 僕もそうなんだよ」と声をかけてくれるなど、役職にかかわらず、皆さんフレンドリーに接してくれます。同期や先輩と、プライベートで遊びに行くことも少なくありません。その一方で、企画会議のときなどは、みんな真剣そのもの。クオリティを少しでも高めるために、互いの意見をぶつけあうことも珍しくありません。そんなメリハリも、ゼブラらしさの一つではないでしょうか。

J.T:人事として働いていると、「組織としてのあたたかさ」を感じることも多いですね。病気や怪我で休職せざるを得なくなったときのために手厚い保障が用意されているし、育児や介護をしながらでも働き続けられる体制が整っています。もう一つ、これは主に中途採用担当としての実感なのですが、実はゼブラには異業種・異業界から転職されてきた方が少なくありません。例えば、金融業界でキャリアを築いてきた方もいれば、同じメーカーでも文房具とは畑違いの化粧品の世界で経験を積んできた方もいらっしゃいます。そうした皆さんが、自分のカラーを生かしながら、いきいきと働かれていることが、人事としてはとても嬉しい。多様性を尊重する懐の深さも、ゼブラの魅力です。

F.K:みなさんとは違った観点から、メーカーとしてゼブラの特徴を挙げるなら、それは「文房具を通じて、新たな文化の創造を試みている」という点にあると思います。私たちが目指すのは、単に既存のニーズを満たすのではなく、人々の暮らしに変化をもたらすような商品です。その実現のために、昨年は部内でアイデアコンペも開催されました。オープンにアイデアを募りながら「暮らしに根ざした新しさ」を追求していく姿勢こそが、ゼブラのものづくりのアイデンティティだと感じています。

04目標とキャリアパス

柔軟に選べるから、
挑戦もできる。

A.N:私は商品開発部に異動してまだ日が浅いので、まずはチームリーダーをはじめとした先輩方をお手本に、一歩ずつスキルアップしていきたいですね。「マッキー」のほかに、「中高級品」と呼ばれる商品ジャンルの企画・開発も担当しているので、まずはどちらのチームでもしっかりと結果を出したい。もっと具体的に言うと、大学で学んだ経営学の知識も生かしながら、自分なりの仮説を持って企画を立案できるようになることが最初の目標です。

F.K:お客様に「これじゃないとダメ」と思ってもらえるような商品を開発することが、一番の目標です。ただ、そのためには、私にはまだ諸先輩方のような想像力が足りていません。社内には、私よりも遥かに自由な発想でものづくりに取り組んでいる方が多くいらっしゃるので、彼らと切磋琢磨しながら創造性を高めていきたいと考えています。いずれは大学院での色素の研究を発展させて、インクの研究開発にも携わりたい。「インクのことなら、あの人に任せよう」と言ってもらえるような、スペシャリストを目指したいですね。

F.H:私は今年が3年目で、部署のなかに2人の後輩ができました。まだまだ仕事をはじめたばかりで、さまざまな不安もあるはずです。今度は私がサポートする側として、その成長を支えていきたいと考えています。その上で、いずれはジョブローテーション制度を活用して、就活のときに目指していた開発職か設計職にもチャレンジしたいと思っています。営業で培った「お客様の本当のニーズを掘り起こす力」を生かして、これまでにない文房具を開発できたら嬉しいですね。

J.T:実は私も入社した頃は、いつかものづくりの仕事をしたいと考えていました。けれど、自分でも予想外なことに、今は人事の仕事にとてもやりがいを感じています。今後の目標は、「誰もが働きやすい会社づくり」にもっと貢献していくこと。人事をしていると、部署に関わらずさまざまな人と接する機会が多いので、そこで出会った皆さんを巻き込みながら、より良い会社づくりに取り組んでいきたいですね。

05就活生へのメッセージ

「やりたいこと」が明確な人も、
まだ見つからない人も。

A.N:ゼブラはその知名度の高さに比べて、会社の規模自体はとてもコンパクトです。「マッキー」の開発チームは、私を含めてなんと3人だけ。だからこそ、若手のうちから大きな裁量を与えてもらえるし、さまざまなチャレンジもできます。社会人として、何か新しいことに挑戦してみたいと考えている方にとっては、またとない環境ではないでしょうか。

F.K:「新しいものをつくりたい」という意欲さえあれば、文系理系を問わず大歓迎です。もちろん理系の人は、それまで培ってきた知識を生かすことができます。反対に文系の人には、これまでなかった視点で斬新なアイデアを生み出す可能性があると思います。ぜひ私たちと一緒に、ものづくりの醍醐味を味わいましょう。

J.T:一方で「まだやりたいことがわからない」という方にも、ゼブラをオススメしたいです。先ほどもお話ししたように、私自身も人事という仕事にこんなに夢中になれるなんて、入社以前には考えてもみませんでした。「自分にはこんな一面もあったんだ」と気づかせてくれることも、ゼブラという会社の魅力だと思います。

F.H:私はやっぱり、この仕事の一番の醍醐味は、文房具という誰もが手に取ったことがある製品に携われることだと思います。自分が関わった文房具が、今日も誰かの手元で、その役割を果たしている。もしかしたら、そこから一生記憶に残るような思い出や、世界を変えるようなアイデアが生まれるかもしれません。そう考えると、すごくワクワクしてきませんか? この思いに共感してくれる方と、一緒に働けたらうれしいですね。